月別アーカイブ: 2016年11月

二拠点生活

現在、出身地である宮城県山元町に滞在中です。最近は、色々な生き方が出来る時代になったとしみじみ思います。今の生活を変えたいと思っている方のきっかけになればと思い書いてみます。

二拠点生活の中身

自分の中の理想としては、1ヶ月のうち半分を宮城県山元町で、残りをもう1つの拠点である栃木県宇都宮市で過ごしたいと考えています。

山元町では、地域づくりに関わる任意団体の事務局をして、宇都宮市では、都内~関東圏を主な対象として農業に関するアドバイザーのようなことを出来ればと考えていました。

山元町に関してはほぼ理想通りの生活になっています。ただ、色々な案件が細切れで入って来るので長期の滞在となる場合があります。一方で、宇都宮の方ではどちらかというと頭の中身の充電(読書、人と会って会話する)が中心となっており、たまに都内にも行くのですが、もう少し現金を得られる仕事として成立させる必要性を感じています。

なぜ二拠点生活か?

よく聞かれる質問なのですが、結果的にそうなっていたというのが正直なところです。元々、宇都宮市には仕事の関係で住んでいたので、必ずしも住むことにこだわる必要性はありませんでした。

いざ引越しとなると腰が重くなったり、知り合いが出来たり、通う飲食店が出来たりしているうちにそのままでもいいかと思うようになりました。ちょうど宮城と都内の中間(どちらかと言えば都内寄り)という環境も都合がよかったというのも理由の1つです。

飛躍いくら便利な世の中になったとは言え、東京には情報が集まってきます。また、博物館や美術館が多数あり、頭を刺激するために必要なあらゆるものが揃っています。東京は宇都宮からは鈍行を利用しても日帰りできるので、便利さに惹かれている部分もあります。

宮城についてですが‥確かに長く居ればそれだけ地元との関係も深まるし、新たな出会いなどもあります。しかし、別荘地に住んでいるようで頭が少し動かなくなるかな?という危惧を抱きました。自分の頭の中を使って行う仕事が多いので、そうなると致命的です。

また、人との関係も『縁』と呼べるうちは良いのですが、『しがらみ』となってしまうと少々重くなる気がしていて、それぞれの地域の良いところ取りをした結果が今の二拠点生活となっています。

仕事のかたち

冒頭に色々な生き方が出来る時代になったと書きましたが、書類作りであればパソコンとインターネットがあればあまり場所を選ばずに仕事が出来るように感じています。

一方で、その便利さ故に人と人との関係性がやや希薄になっているようにも感じます。パソコンとインターネットはあくまでも道具であり、手段に過ぎません。結局、その先には人と人という生身の存在がいるので、そこの部分は忘れてはいけない要素だと思います。

キーボード打ち込み行ったり来たりの生活といっても、滞在型なので1ヶ所に2週間程度はずっといます。交通費の節約という意味も大きいのですが、じっくり滞在することで土地の空気感や人との付き合いの密度、思考の共有など様々な面で利点があります。

以前は数日単位で行ったり来たりしていたのですが、空気感があまりつかめず、電話やメールでも補え無い部分を肌身で感じていました。また、スカイプなども便利は便利ですが、やはりあくまでも道具の1つなので実際に人と会うことが一番大事だと考えています。

さいごに

まだ確定はしていないのですが、今後、地域で生きてみようと考えている方のサポートに関わることになりそうです。仕事は人伝いにやってくるという気がします。もちろん、自分で仕事を創り出すという行為は大切なのですが、全ては日頃の人との付き合い方に左右されると感じています。

一時期、どう生きるかということで相当悩んだ日々がありました。今も、完全に解決した訳では無いのですが、少しでも行動していればどうにかなると思って毎日を過ごしているところです。


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地域おこし協力隊の待遇

地域おこし協力隊についてのサイトがあったので、出身地である東北の募集を見てみました。以前に書いた記事と重複するかもしれませんが、気になったので改めて書いてみました。

給与

・宮城県柴田町(16万6000円、健康保険、年金保険料は自己負担 )
・山形県河北町(16万5000円、社会保険料等含む)
・福島県金山町(16万円、12~3月は暖房手当て2万円)
・岩手県普代村(16万7500円、社会保険料は差し引く)

などなど、上記のようになっていました。

仕事の内容①

【宮城県柴田町】
1.柴田町まちづくり推進センター運営支援
2.地域活動の提案と実践
3.地域イベントの推進
4.ふるさと納税返礼品開発
5.まちづくり会社設立準備支援
6.地域の情報発信
7.その他町長が必要と認めた活動

【山形県河北町】
河北町の花「紅花」を活用した特色ある農業の活性化、地域づくりのための総合的な業務
⑴ 紅花の通年栽培の研究
⑵ 紅花を活用した商品の研究開発
⑶ インターネットを活用したホームページ、SNS等の管理運営
⑷ その他、地域づくりのための必要な業務

仕事の内容②

【福島県金山町】
金山町内の地域の活力維持と活性化に向け、委嘱を受けた後に研修先で農業の基本的な技術の習得を目指し、将来的には1人前の農業人になっていただけるように研修を受けていただきます。研修先での活動に加えて、次の地域支援活動に主に従事していただきます。
(1)農林水産業の振興支援活動
(2)地域の生活環境維持に係る支援活動
(3)地域行事等地域コミュニティの支援活動
(4)奥会津五町村(柳津町、三島町、金山町、昭和村、只見町)の地域おこし協力隊と連携
し、各町村のイベントへの参加、広域での地域おこしの検討、隊員同士の研修会や交流
会の実施
(5)その他、町内の地域振興に資する活動

【岩手県普代村】
(1)観光振興分野
「みちのく潮風トレイル」や「国民宿舎くろさき荘」などの観光資源を活用した観光ガイドの実施及び発掘・育成、村の観光資源を活かした滞在型観光に向け たプログラムの開発、交流人口の拡大や関係人口の構築に資する観光PRを関係団体や地域住民と協力しながら多面的に観光振興を進めていただける方。
(2)高齢者福祉分野
地域の高齢者の生きがい活動の活性化や高齢者活動サロンの開設、高齢者の見守りや支援活動を関係団体や地域住民と協力しながら多面的に高齢者福祉対策を進めていただける方。
(3)地域振興分野
モデル小規模集落「萩牛地区」において、集落支援や集落住民の生きがいづくり、地域資源のブラッシュアップに取り組みながら、モデル地域として他集落へ波及させる取り組みを関係団体や集落住民と協力しがら進めていただける方。
*萩牛地区は、20数世帯、40数名程の小さな地区でかつて「割沢鉄山」があり繁栄しました。
この割沢鉄山の沢水を使用してできあがるのが「鉄山染」。鉄反応に寄る独特の鈍い色合いが若い女性にも人気です。

給与と仕事のバランス

正直、この給与でこれだけの仕事を求めるのは妥当なのでしょうか?あまりにも、求めすぎだと思います。まして、任期付きの仕事の上に、任期後には定住を求 めるという相当無茶な条件なのに、役場職員よりも低い待遇というのはどうなのでしょうか?

札束助成金事業の弊害なのか、募集さえしておけば誰かが都会から助け に来てくれるという発想なのでしょうか?都会ですら仕事の出来る人は中々見つからないのに、地方で人を呼ぼうと思えばそれなりの待遇をするのが当然だと思います。

いっそ、役場の職員を地域おこ し協力隊に回し、抜けた仕事を都会から来た人に任せてみると良いかもしれません。まずは、その人の知識、能力、経験に費やした投資と時間に対して、正当な 対価を払うという意識を持つ必要があると思います。

‥とは言え、自分は募集対象となる三大都市圏にも住んでいないし、免許も持っていないので関係無い話なのですが。あまりにも、地域おこし協力隊に求める経験・能力と給与の差が激しいので、憤りのままに書いてしまいました。縁もゆかりも無い地域を支援しようと頑張る人には、それなりの待遇をして欲しいと強く思います。


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