月別アーカイブ: 2015年11月

モノ作りへのあこがれ

一次産業、二次産業、三次産業という分類があります。大ざっぱに内訳を示すと一次産業が農林水産業、二次産業が加工業、三次産業がサービス業ということになると思います。

現在の日本の産業比率はどこかに統計で示されていると思いますが、三次産業が大きな位置を占めていたと記憶しています。全ての産業が必要なことは間違いないのですが、個人的には一次と二次産業のモノ作りにあこがれがあります。

今回は、モノ作りについて少し書いてみたいと思います。

山元町にて

最近は、出身地である宮城県山元町(やまもとちょう)に月に1度程度行っています。山元町はこれといった主要な産業がある訳では無く、田畑が広がるのどかな町です。

都会に無くて地方にあるもの‥つい、そんな見方をするのですが、農地からは多くの農産物が収穫されています。都会であれば、サービス業(スーパーなど)を経由して購入する農産物ですが、実際の生産現場は中々面白いものです。

ユリナの畑畑も良く見れば色々なことが工夫されています。例えば、種の蒔き方であったり肥料の与え方などスーパーでは分からない情報がたくさんあります。

モノを作るということ

野菜に限らず、「モノ」がどのような人に、どのような形で作られているかという話は個人的に非常に面白いと思います。今、世の中にあふれている1つ1つのモノに意味があると思えば、モノへの愛着も深まるのではないでしょうか?

どうしようもないモノでも宣伝次第でどうにかなる時代ではありますが、本当に良いものがまだまだ埋もれている時代でもあります。

山元町の畑を見たり、農産物を食べているとモノ作りの楽しさ・面白さと同時にもうちょっと伝えて方を工夫しても良いのかなと思う時があります。価値をしっかりと伝えたいという想いがあります。

木工の器

先月、山元町に行った際に買い求めた器があります。「無房(むぼう)」の新沼正明さんが作った柿の器です。柿渋が塗られていて、完成までに2年という月日が費やされているそうです。

柿渋の器(表)柿渋の器(裏)

新品でありながら、既に骨董のような雰囲気を持った器です。こちらも、直接話を聞くからどれだけ時間が費やされてきたかが分かる訳で、お店の棚で買うだけでは単なる器であることしか分かりません。

人によっては、そういう情報は不要でモノがあれば良いという考えもあるかもしれません。もちろん、それはそれで良いのかもしれませんが、モノ作りの面白さを知ると器をより大切に使おうという気持ちになります。

自作する

モノ作りのあこがれから、もう2年近く陶芸教室に通っています。大体は、作った時までが楽しくて焼き上がった器を目の前にすると次はどうしようと考える日々です。

趣味と割り切れば良いのかもしれませんが、それなりの理想を追い求めながらモノ作りをしているつもりです。雑草とひょうたんであれば人並み以上に育てる自信はあるのですが、その他のモノ作りとなると沈黙していまいます。

そのような訳で、自作は己の限界を知る作業でもあります。もちろん、突き詰めれば何でもそれなりの到達点には行きつくのですが、それなりと分かっていて進むというのも難しい部分があります。

組み合わせて作る

そのような難しさを理解した上で、最近はプロとプロを繋げてのモノ作りに興味を抱いています。例えば、陶器であれば欲しいサイズや形、絵柄などを指定した上で本職の陶芸家に作ってもらう方法です。簡単に言えばオーダーメイドです。

農産物についても、「さつまいも」をオーダーメイドに近い形で作っています。きっかけは、以前も書いたように新幹線農業(新幹線で畑に向かい、農作業をして日帰りする方法)というとんでもない発想で失敗したことからでした。

それ以降は、さつまいもの苗作りのプロ+栽培のプロにお願いすることで立派なさつまいもができました。当たり前なのですが、やはりプロの力を借りるのが一番の近道だと思います。

かごの中のさつまいも

全てを独力でやるというのも憧れではありますが、最近はプロの力を借りてより良いモノ作りをしたいと思っているところです。


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さつまいも株情報(2015年11月20日版)

2015年5月から始まった出身地・宮城県山元町でのさつまいも栽培が無事に終了しました。ただ、今年は植え付け時の少雨に加え8月後半の冷夏と雨の影響が非常に大きく、さつまいもにとってはつらい季節となりました。

現在の状況を含めて、今年のさつまいも栽培を振り返ってみたいと思います。

はじめに

このさつまいも栽培は2014年に続いて2年目となります。詳しい動機は以前の記事に書いてありますが、震災による津波に冠水した農地で何か出来ないかというのが全ての始まりでした。

2013年にダイズ栽培を始めて失敗し、2014年からはさつまいも栽培に切り替えました。栽培に当たっては、山元町の菅野さんご夫妻に協力をして頂き、2014年にはべにはるかと安納いもの栽培を行いました。

その結果、山元町の畑ではべにはるかが良く育つことが分かりました。安納いもは成長が悪かったことから、2015年はべにはるかに絞っての栽培となりました。

5月から8月まで

冒頭にも書いたように、今年の5月は雨が少なくて苗の一部が枯れてしまいました。このため急きょ苗を追加するということになり、天候に左右される農業の難しさに直面しました。

その後は順調に育っていたのですが、今度は8月後半からの冷夏と長雨に悩まされました。幸いにもこの時点でさつまいもはだいぶ大きくなっていたので、成長が遅くなったもののどうにか乗り越えることができました。

ただ、長雨の影響は残っており、一部のさつまいもが腐ってしまいました。

9月から11月まで

寒いままに9月となり、今度は平均よりも暖かい日が続きました。2014年は収穫時の長雨に悩まされたのですが、2015年は無事に収穫をすることができました。

栽培終了後のさつまいも畑収穫後の畑は何となく寂しくもありますが、どうにかさつまいもを収穫することのできた喜びもあります。この畑も、初夏は以下のような状態でした。

さつまいも畑(8月9日)時間の移ろいを感じる光景です。

収穫したさつまいも

ともかく、ようやくさつまいもを収穫することができました。現在は、カゴに積まれて熟成中です。実は、掘りたてのさつまいもはパサパサしていてあまり美味しくありません

かごの中のさつまいも

特に、今回栽培したべにはるかはねっとりとした食感と強烈な甘みが特徴なのですが、収穫直後はこのような特徴が全く無くて、熟成して初めて甘いさつまいもになります。

熟成方法にもよりますが、最低でも収穫後2カ月程度は寝かせておく必要があります。この保存は少々厄介で、10度を切るとさつまいもが傷み出し、しかも傷んだところが進行していきます。2014年に収穫したさつまいもはせっかく甘くなった頃に傷みが出て一部は廃棄となってしまいました。

試し焼き

先日、試験的にさつまいもを焼いてみました。

試験焼き(2015)だいぶ、べにはるかの特徴であるねっとり感が出ていました。これは焼いた直後の写真ですが、焼いてから1日から2日程度置いた方がより甘みが出てくるような気がします。あくまでも感覚ですが、蜜がさらに出てくる感じです。

それと、焼きいもは焼きたてをすぐに食べるイメージが強いと思いますが、べにはるかについては先ほど書いたように最低でも1日寝かせることと、冷たいまま食べる方がより甘みを感じることができます。

後は好みで寝かせたものを温め直してもよいかもしれません。せっかく収穫できたさつまいもなので、1番良い状態で食べてもらえたらと思っています。

まとめ

2015年の山元町でのさつまいも栽培は中々大変な状況でしたが、さつまいもの味は2014年と同様に良い出来となりました。後は、美味しい状態で少しでも多くの方に食べて頂けたらと思っているところです。


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お金と時間

お金は借金をすればマイナス、貯めようと思えば何円でも貯まります。もちろん、様々な制約はあります。 一方で、時間は全て平等です。誰にでも1日24時間が与えられています。

このような条件下で、お金による格差、時間の使い方には大きな差が生じています。今回は、そんなお金と時間について書いてみたいと思います。

お金について

お金は非常に便利なものであり、厄介なものでもあります。人間が使う道具の一つなので、使い方によって結果が大きく変わってきます。では、どんな使い方が良いのでしょうか?これはお金という道具が誕生して以来の永遠のテーマかもしれません。

お札

お金をどう使うかという明確な答えはありませんが、やはり自分の勉強のための投資、誰かの役に立つ使い方を心がけておく必要があると思います。

時間について

時間は、お金と違って非常に限られたものです。何かをしてもしなくても過ぎていきます。時間を止めることはできません。誰にでも平等であるという点が大きな部分だと思います。

ここでお金が関わってきます。お金を上手に使うことで充実した時間を使うことができます。例えば、新幹線でグリーン席を利用したりすることが可能となりますし、新幹線や飛行機を使うことで移動という時間を短縮することができます。

また、お金を使って人に仕事を任せてしまえば、自分では全て出来ないことが完成します。限られた時間を何倍にも出来るのがお金の効果だと思います。

お金の使い方

お金の使い方は千差万別です。ひたすら使って身を滅ぼす人、徹底的にため込む人などです。仮に、自分に残された時間があとわずかと分かった時、人はどんなお金の使い方をするでしょうか?

これは極端な考え方かもしれないですが、お金の使い方を問い直す良い機会になると思います。また、使うべきお金はちゃんと使うべきだとも思います。

疲れたとか、収入の少ないと嘆く人に限ってお金をムダにしている場合があります。例えば、税金の優遇などの情報に無関心であったり、節約優先で食事のバランスが悪くなって体調を崩したりしています。

時間とお金のバランス

まずは、じっくりと時間、お金と向き合いながら数字で理解することが必要だと思います。漠然と、時間が無いとかお金が足りないと考えていては生産性は向上しないどころか、むしろ悪化します。

それから、頭で考えるのではなくて、文字に書くということも大切になってきます。見て理解することは非常に重要なことです。そうして理解した上で、改善していけば、ここはお金を使うべきだとか、節約した方が良いとかメリハリが付いてきます。

天びん

時間についても同様です。メリハリを付けることで少ない時間やお金を有効に使うことができ、生活も向上していくと思います。

ちなみに、この文章もバスを待つ時間にメールの形で入力しました。ゲームをしても、寝ていても同じ時間は過ぎていくということを最後に書いておきたいと思います。


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仕事の進め方

仕事のやり方は、決まった方法が無いだけに難しくもありますが、自由でもあります。今回は、自己流の仕事の進め方を紹介したいと思います。

はじめに

まず、現状を把握することから始めるようにしています。わざわざ書く程も無いことと思われるかもしれませんが、案外、見落とされていることです。現実を見つめ、自分の頭で理解出来るまで考えます。この時、白い紙とペンを用意します。

メモ帳

そうした上で、箇条書きでカギとなる言葉を書き入れます。同時に期日、金額、人数など数値に出来る事柄を入れることで、頭に入りやすくなります。

また、自分の中だけで理解して終わりにするのではなく、第三者にも伝えられるまでに噛み砕いておく方が後々、物事が早く進みます。

時間、役割、お金

現状を把握した時点で仕事の大半は片付いたようなものです。自分の中で想像できることは、時間はかかっても実現します。

もちろん、仕事の場合はいつか終わるでは困るので、期日を守らないといけません。期日が最優先となります。仕事で忙しいという人は案外、時間の優先順位が決められないことが多いようです。まずは今日1日の確認、1週間先、1ヶ月先まで意識しておけば焦らずに済みます。

スケジュール帳

あとは、役割です。どんな専門家でも特定の分野では全く無知です。これは当然なことで、無理に何でも出来ると主張されるより、得意分野を明確に意思表示してもらう方が役割を分担しやすくなります。そして、お金についても留意する必要があります。

以上のように仕事を「時間」、「役割」、「お金」で振り分けて考えると、仕事が進むようになります。

役割分担

時間と言う制約の中で仕事を終わらせるには分担することが大切になってきます。これは、ドラマを思い浮かべてもらうと容易に想像がつきます。

まず、主役が居て、様々な場面に合った配役が為されていきます。個性の強い俳優も役柄と一致すれば主役を引き立て、ドラマも面白くなっていきます。

3人

逆に配役を間違えてしまえば、全然ダメなドラマとなる可能性もあります。仕事の分担もこれと同じで、それぞれの得意分野、個性を見極める必要があります。

大雑把に、指示を待ち指示以下しか出来ない人、指示をちゃんとこなす人、指示しなくても、自発的に行動できる人に分けてみると良いかもしれません。

お金で分担

大きな組織では分担出来る人を選べますが、小さな企業や部署では一人の負担が大きくなります。そのような時は、一部を別の企業や税理士、弁護士などの専門家にお金を支払い、仕事を分担することが良いと思います。

経費を節約するあまり自分で全てこなした結果、質の悪い仕事になる可能性があります。そうなると、いくら納期に間に合っても修正に費用が余計にかかったり、最悪、次の展開が無くなってしまいます。

以上のように、お金を使ってでも誰かに任せるという気持ちを持っておけば、1人で全て抱えたり、仕事に負担を感じることは減ってきます。

まとめ

まずは、いかに1人あたりの負担を減らすかと考えるのが基本です。分業で仕事を進めることで、より多くの仕事をスムーズに進めることができるようになります。

どう分担するかが最大のカギなので、常日頃からこの案件ならばあの人‥という具合に任せる相手を想定しておくと良いと思います。まずは、あまり人を選ばない単純な入力作業の分担から始めてみてはどうでしょうか。


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細切れの時間の使い方

よく忙しいという人に限って移動の電車や飛行機で熟睡していたり、スマートフォンやパソコンに夢中になったりしています。

確かに、休養やネットを活用した仕事も大切ですが、時間の使い方次第ではより良い日々を送ることができるはずです。今回は特に細切れの時間の有効活用について書いてみたいと思います。

細切れの時間とは?

先程書いた移動の時間の他にも、待ち合わせをしている時間に、テレビのCMの時間など、案外、数分単位の空き時間が出てきます。普段の生活において、無意識に使っている時間は案外多いものです。

最近では電車に乗っていてもスマホをじっと見つめている人が大半で、新聞や本を読んでいる人はほとんど見かけなくなりました。そのような時間でも、3分程度はあると思います。

3分と言えば、ちょうどインスタントラーメンの出来る時間です。ぼーっとしていれば、それほど意識することなく過ぎる時間かもしれません。

3分で出来ること

それでも、3分で色々なことを考えることは可能です。限られた時間内にいくつアイデアが出せるかとか、これからの予定を確認するにはぴったりの時間です。

読書でも、1ページ程度しか読めないかもしれませんが、細切れの時間に読み続ければ結構なページ数を読み進めることができます。

書籍

時間が短いから何も出来ないと考えずに、短い時間で出来ることを考える方がより効率的だと思います。

時間は潰さない

スマホに夢中になっている人の様子を見ていると大半がゲームをやっているようです。また、ニュースに見入っている人もいます。

気晴らしとしてのゲームは悪くないかもしれませんが、単なる時間潰しになってしまい、もったいないと思うことがあります。

次の予定を確認するとか、スケジュールを振り替える方が有意義だと思います。確認事項を細切れの時間に完了しておけば、単純作業を減らすことができます。時間は潰すよりも生かすように考えた方が良いのではないでしょうか?

考える練習

あとは、常に考えるクセを付けることが大切だと思います。アイデアは、案外、ちょっとした時に浮かんできたりします。

メールの返信に当てるのも悪くは無いのですが、まとまった時間に同一の作業を行った方が効率はよりよくなります。細切れの時間は企画やアイデア出しに使う方が良いと思います。

また、この文章はバスでの移動中に書いているのですが、ペンと紙が無くても携帯に打ち込めば文章を書くことが可能です。

スマホとメモ帳

移動中であっても、原稿用紙数枚程度は書くことができるので、あちこち移動の多い人であれば、かなりの枚数を仕上げることができると思います。後は、自分のパソコン宛に送信していまえば、パソコンを開いてからの作業は文章の修正に時間を割くことができます。

時間は大切に

時間は寝ていてもゲームをしていても過ぎていきます。お金の有無に関わらず時間は皆に平等なものです。 それだけに、細切れの時間を有効に使えば忙しいという口ぐせが改善されたり、何か新しいことを始めることが出来るかもしれません。

塵も積もれば山となると言いますが、積もった時間も、後々の生活に大きく影響してきます。まずは身近な移動時間の有効活用から始めてはどうでしょうか?


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制限を楽しむ

制限、規制、決まりという言葉を聞くと何となく重苦しいイメージがあります。しかし、捉え方によっては非常に面白い場合もあります。今回は制限の楽しみ方について書きたいと思います。

身近な制限

我々の生活に目を向けると、実はたくさんの制限に囲まれています。無意識に制限に従っている場合もあります。例えば、スポーツです。ルールという名称の制限下で競っています。ルールを無視した場合は競技が成立しません。

他にも、交通、税金、条例などたくさんの法律が制限として存在しています。結局、我々は制限の中で日々を過ごしていると言えます。

制限は楽しい

さて、そんな様々な制限ですが、制限があるから楽しいとも言えます。スポーツがその際たるもので、何でもありでは全く面白くありません。ゲームも将棋もチェスも制限の中で行われます。

チェスまた、制限があるから制限を守るために様々な工夫をするようになります。普通、お金、場所、人の不足は大きな制限ですが、限られた中で最大の効果を出すのが面白い所です。

無ければ無いなりにできることがあるし、そういう自由な解釈を出来るかどうかが大きな差となるのではないでしょうか。

考え方

少し話が横道にそれます。昔、襟裳岬という歌が流行った時、歌詞の中の「襟裳の春は何も無い春です」という言葉に反発した方が多かったという話を聞きました。

確かに、襟裳に何も無い訳では無いのですが、その歌詞に惹かれて襟裳を訪れた人も多かったはずです。

結局、何でもあるのが当たり前の時代には、何も無いと言ってしまった方が面白くなる訳です。制限に対しても、額面通りに受け取って怒るより、楽しむようにしていけばいいと思います。

伝え方

制限の中で何をどう伝えるのかということで、ちょうどよい事例があります。先日まで開催されていた栃木県益子町の秋の陶器市です。宇都宮市からはバスで約50分と必ずしも便利な場所では無いのですが1日に数万人が訪れる一大イベントとなっています。

町の人口の2倍以上の人々が1日に訪れるイベントというのは、希有な事例かもしれませんが、そこから学ぶことは多々あると思います。

吊るし柿(益子)例えば、建物の入口に柿が吊るしてありました。写真があまり上手ではないので伝わりにくいかもしれませんが、非常に風情がありました。

これは、推定ですが、吊してある個数が少なくて柿を吊ってある紐の長さがバラバラであることから、単に食べるために干してあるのではなく、見せるために吊るしているように思いました。田舎であれば、柿も吊るすために使う木の棒はいくらでもあります。

植物染め(益子)他にも、秋空の下で植物染めの布が風に舞っている姿は非常にきれいでした。きれいな空に、風などは地方の特権だと思います。要するに、地方では当たり前のものを使ってどう伝えるかにかかっています。

地方創成

最後に、今流行りの地方創成についてです。明確な答えは無いのですが、地方は様々な制限があります。もちろん、都会と比較した場合の話です。

一方で、地方には都会には出来ないこともたくさんあります。土地があり、森があり農地があります。これらの条件を制限というよりもルールと捉え、ルールの中で街作り、人作りをしていけば良いと思います。

かつて小さな藩でも、優秀な人が存在したり、名産があったように、ルールを最大限に活用した地域からは優れた人材やモノが輩出されていくのではないでしょうか?

今後、制限を楽しめる人こそが地域を変えていくと思います。

宮城県山元町に行ってきました(10月26日から29日まで)

引き続き出身地・宮城県山元町の滞在記です。10月24日と25日については別に記述してあります

再び山元町へ

10月26日、仙台で午前中の予定を終えた後、常磐線で山元町へと移動しました。常磐線は震災前、上野から仙台まで結ばれていましたが、現在は震災の影響で一部電車での運行が止まっています。

常磐線の車窓から

山元町にある常磐線山下駅と坂元駅は現在、代行バスの運転となっており、不便な状況はまだ続いています。そのような交通状況下ですが、移動して宮城病院の近くにある拠点「なわっしょ」に滞在することとなりました。

拠点について

拠点には専属の事務員一名と、拠点を借りて東北で活動をしている一般社団法人のメンバーが2名居ました。ともに、30才前後の若手で、あちこちに出掛けて活動をしていました。

なわっしょ看板

拠点は、現在宮城県からの支援を受けて運営されています。いわゆる助成金事業なのですが、すぐに利益を得られない事業には非常にありがたい支援だと思います。

なわっしょ建物

もちろん、助成金が有効に活用されているかをしっかりと見極める必要がありますが、箱物建築と比べれば格段に少額の予算です。将来に向けて、少額でも継続した支援があれば非常に助かるのですが、こればかりは担当者の熱意に比例するようです。

拠点での日々

彼らの姿を、今回間近で見ることができました。学校であれば指示や課題を示されて、それに対処するという形になりますが、彼らは自分の頭で一日の活動をしていました。

一見、自由ではありますが限られた人員と時間の中で有意義に過ごし、成果を上げることは中々大変なことです。そのような条件下で動く姿を見て、よい刺激をもらいました。そして、地方には彼らのような力が不可欠であることを確信しました。

安心できる保障

現在、彼らを支える財源は県や商工会からの助成金や委託金、企業や財団からの寄付金です。このため、1年後の保障はありません。

今の時代、人が生きる上ではお金が必要となります。お金という裏付け、つまり生きる保障があって初めて復興支援活動ができます。

札束

在籍しているだけで給料が支払われる復興庁や行政の職員とは大きな差です。極端に言えば、ただ居るだけで給料のもらえる人と、活動して成果を出してようやく給料のもらえる人の差です。また、仕事量や成果と給料・保障が比例していないという現状はよく考える必要があります。

継続した活動

金の切れ目が縁の切れ目ともいいますが、被災地ではそのような事柄を多く見かけます。もちろん、助成をもらうだけで成果の出ない事業は止めるべきだと思います。

一方で、社会的に必要な事業に対しては数年間じっくり取り組める支援が必要だと思います。先程も書いたように、支援に関わる人が専念できる保障体制を作るべきだと思います。

走る

また、これと平行して、各団体は自力で資金を得ることも忘れてはいけないと思います。被災地に自立した事業が増えることによって継続した支援が可能となります。

出来る範囲の手伝い

たまに都内の会合に出ると、今でも復興支援に関わろうとする多くの方に出会います。もちろん、それぞれの関わり方は様々です。

支援はかなり様々な選択肢があります。必ずしも高い交通費を支払って、現地まで行く必要はありません。交通費の分を支援したい団体に寄付するだけでも十分な貢献です。

また、パソコンが得意な人、イラストや写真が得意な人も得意分野を生かした支援が可能です。自分のやれる範囲での支援でも大きな貢献となります。

山元町へ

自分としては現状のよく分かる出身地・宮城県山元町に多くの力を結集したいと思っています。このため、会う人、会う人に山元町の話をするようにしています。同時に、インターネットでの情報発信も続けています。

影

被災地に1人でも多くの力が集まり、宮城県山元町を始め多くの被災地がより良い未来に向かって歩んでいけることを思いながら、日々過ごしています。


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