宮城県山元町で外食のことを考える

今年から月の約半分を出身地・宮城県山元町で過ごしてします。山元の未来への種まき会議という団体の事務局をしながら、農家さんとさつまいも作りをしたりあれこれと考える日々です。

さつまいもの状況など

山元町で栽培中のさつまいもは、今のところ順調に育っています!山元町に来てからは書類作りが多く、ようやく畑を見ることが出来ました。

7月21日のさつまいも畑あと、ホヤも早速5個買って来て食べました。夏になると肉厚になるとのことで、美味しかったです。ホヤは東北の中でも宮城、岩手、福島あたりがよく食べるようで、関東ではあまり食べることが出来ません。鮮度が必須条件なのでやはり生産地で食べるのが一番良いようです。

ほや山元町での外食

さて、食べ物のことを書いているうちに、山元町での食事は食材を直接買うか、畑でもらって来たものを自分で調理して食べるのが一番美味しいと思うようになりました。その辺に外食があまり普及しない原因 (=飲食店が増えない)があると思います。

もちろん、飲食店に対する思いは人それぞれなのですが、今のところ山元町で通うお店が見つからないというのが現状です。この考え方を変えると、通いたくなるようなお店が出来れば、潜在的なお客さんはかなり多いと思います。

ただ、飲食店も半年は耐える覚悟があり、お客もただお店が出来たと喜ぶだけでなく、利用して食べ支える気持ちが必要かもしれません。こんなお店があれば良いという想いはあっても利用しなければ続きません。閉店の時だけ惜しかったというのでは遅いということだと思います。ここから、話が少し飛躍しますが‥

宇都宮の事例1

開店時から通っている宇都宮の『すし和食・久』は7月18日で開店2周年を迎えましたが、開店時から今でも月に1日か2日休む程度で続けています。

こはだその間、品質の良い魚を出し続ける努力は相当なものだったと思うのですが、今ではとてもよいお客さんが増えています。昔は、ふらっと立ち寄れば入れたのですが 最近は電話で確認をしてからでないと満席で座れない日が増えています。

お客と店の関係‥色々とあるとは思いますが、こんなお店があれば自分は通ってしまいます。あとは、お客さん同士の会話が楽しいという面もあります。

7月18日にお店に立ち寄った際は、お店で時折顔を合わせていた方とばったり出会い、ホヤの話などをしてきました。美味いとか不味いという評価は個人の好みが反映さ れるものの、雰囲気の良い店にはそれに見合うお客さんが集まるような気がしています。

宇都宮の事例2

もう1軒、山元町の京工房の『万能だれ』と『南蛮みそ』を使ってもらっている宇都宮の優食キッチンも大好きなお店です。最近は日替わり定食が早めになくなったりと、ジワジワとお客さんが増えているみたいです。

2つのお店に共通するのは、美味しいということの他に会話があるということだと思います。やはり、雰囲気 の良いお店での外食は楽しいもので、また通いたくなります。

逆に単に腹に詰め込むだけのお店は縁遠くなってしまいます。雰囲気という漠然とした表現になってしまいましたが、直接お店を訪ねてもらえればその感覚を理解してもらえると思います。

まとめ

美味しいのは当たり前、こだわるのは当たり前という時代だけにもう1つ要素を加える店が山元町に出来れば良いなと思っています。そこには、会話があり、よいお客さんがいて、その雰囲気を楽しむためにお店に行くという流れが作れれば良いなと思っています。

食材については、野菜中心ですが畑から直接持ち込める環境があるので、後は調理などの専門家の力をどう結集するかということになりそうです。今はただ想いだけの状況ですが、いつかそのような飲食店作りに関われたらと思っています。


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