ショーン学歴詐称問題を考える
最近、ショーンK氏(たまにテレビで見かけるという程度の認識でした)に学歴詐称問題が発覚したようです。この学歴詐称という話題は定期的に出てくる問題のような気がします。
学歴とコメントの質は比例するのか?
この件については学歴を詐称する方が悪いのですが、一方でテレビでのコメントと、学歴は何か関係があるのかと率直に思ったりもします。
例えばテレビ番組の製作側で何とか大学を出ているとか、資格を持っていないとダメという条件を付けているとしたら、降板は当然かもしれません。
でも、製作側が彼の話が分かりやすいという理由で選んでいたのならば、学歴詐称が発覚した途端に魔法が解けて話が出来なくなる訳でも無いので、そのまま起用しても全然構わないようにも思えます。
仮にショーン氏ではなくて、テレビに重宝されている池上彰氏に置き換えてみるとより身近に感じるかもしれません。たぶん、池上氏であれば謝罪程度で済んだような気もします。
学歴詐称の捉え方
学歴詐称の内容も、留学がオープンキャンパスに行っただけとか、ハーフではなくて日本人だったとか‥お笑いの領域で捉えるとかなり面白いのですが、最近はそういうレベルにも真面目に怒る時代になってしまったようです。
あまり真面目に捉えずに、見事に騙されたと笑えるくらいの度量はあっても良いような気がします。個人的に、叶姉妹とか阿佐ヶ谷姉妹(どちらも血縁無しのようです)の方がよっぽどまぎらわしいのですが‥。
それと、学歴と経歴にお金を支払っていたと言われてしまえばそれまでなのですが、今の本人が付き合うのに値するかどうかの方がよっぽど大事だと思います。
ショーン氏から学歴を差し引いたら何も残らないと怒る人が居る一方で、彼の話に共感できるから別に構わないと言う人がもっと居てもいいんじゃないかと思っています。
世間の見方
世間では学歴に関わらず、名刺の肩書などでも対応を変える人がいるようですが、いくら一部上場の会社の名刺を持って居てもつまらない人はつまらないし、そのような名刺が無くても話を聞きたい方はいくらでもいます。
何かその人を利用しようという意図があると、目の前の本人よりも肩書きや学歴が気になるのかもしれません。それだけに、肩書きがウソだったと分かった時の怒りがより大きくなるような気がします。
金銭や詐欺事件に関わるような学歴詐称は問題かもしれませんが、今回のショーン氏の件については、騙された方にも良い教訓になったような気がします。また、同じ詐欺でも実験結果のねつ造で学位を取得(既にはく奪)した小保方氏の方が遥かに悪質だと思います。
新手のコントという見方
古館伊知郎氏には中途半端なコメントを一切せずに、「ショーン、カムバック!」で今回のコントを締めて欲しかったです。
最後のオチを書きたいばかりに長々と書きましたが、今回の一件は新手のコントと思えば十分だと思います。それにしても、最近はどうでも良い話題が多くなります。3月11日を過ぎるとこんなことばかりです。