起業の頭は1つか3つ?
個人的な話ですが、起業して数カ月が経過しました。起業といっても株式会社では無いので大きく変わったこともなく、名刺を新しく作った程度です。
インターネット上の事務所と位置付けてこのサイトを開設しました。このサイトに起業のきっかけから業務内容までを書いています。まだ走り出したばかりですが、起業に関して少し書いてみたいと思います。
どういうスタートが良いか?
当初、どういう組織で、どんな人と組むのが一番良いのかということで起業に関する本を読んだり、実際に起業した方々から話を聞きました。
そうすると、共通した話として起業の際に頭が複数あるとまとまらないということでした。基本は起業の頭は1つが良いということで、3人でも役割によっては上手く進むようです。
実際のところ、当初は2人での起業を想定していました。ちょうどそれぞれの得意分野も違うし、お互いの得意な所を分担すれば順調に進めることができるのではないかと考えていました。
1人でスタート
しかし、いざ起業という段階で中々進まない日が続きました。ある時は起業計画書を書いて金融機関から融資を受けるということで、起業計画書を四苦八苦しながら記入していたのですが、いつのまにかその話も無くなってしまいました。
その後も、単発の案件はあるのですが、事業としての展開が見えてこない状況でした。もちろん、電話でのやり取りはあったのですが、具体化出来ないままに時間が過ぎていきました。
そんな中で、まずは1人で独立する方が良いと勧められ、アドバイスに従って個人事業主となって現在に至ります。当時は、慣れないことに対する不安の方が大きかったのですが、今ではアドバイスに従って良かったと思っています。
それは、あきらめがつくというか、自分自身でやらなければと思っていると相手の行動に一喜一憂する必要が無くなるためです。最悪は1人で出来ることだけをすれば良いと考えると気が楽になりました。
考え方の共有
それにしても、同じ方向を見ながら進むというのは難しいものだと思いました。どうしても、それぞれの考え方や生き方にはクセがあります。それがお互いの個性として上手く住み分けができれば良いのですが、個性と個性がぶつかることもある訳です。
そのためにも考え方を共有する必要があるのですが、表現方法や言葉の選択にも個人差があり、微妙なずれを感じていました。どこかで妥協する部分も必要なのかもしれませんが、どう折り合うかで悩んだりする時間は生産的ではありません。
こればかりは、相性としか言いようがないのかもしれません。無理に妥協して中途半端なことをするならば、それぞれが独立した形で進める方が良いだろうと判断しました。
3人という選択肢
縁があれば3人で起業という選択肢もあったかもしれません。ただ、周囲を見渡してもそういう状況には無かったというのが現状です。
ただ、常に相談の出来る人がいれば十分だと思います。そのためにも、今までの出会いを大切にしながら出来るだけ出会いのきっかけを作るように心掛けています。やはり、1人で出来ることには限界があります。
それと、にわか勉強で中途半端なことをするよりも特定分野の専門家に分担してもらう方が遥かに効率的です。限られた時間を有効に使うためにも、人との繋がりは大切にしたいと考えています。
たまに、3人だったらどういう進め方をするだろうかと考えることもありますが、1人だと自分の考えたことをそのまま実行に移せるので気が楽とも言えます。また、全ての結果は自分の行動次第であるため、責任の所在も分かりやすいです。
とにかく動いてみる
少ない体験から語るのは難しい部分もあるのですが、とにかく起業のスタートは1人で進むのが良いような気がします。辛いことも悩むことも自分の選択次第ですが、全て自分で抱え込むのではなく、先ほど書いたように人の出会いを大切にしながら、相談できる相手を持てばどうにかなると思います。
無理に2人や、その他大勢で動くよりも効率が良いような気がします。もちろん、事業が拡大してこれば複数の人と行動する機会が増えるとは思いますが、それは第二段階の話です。
その際には情報の共有と、それぞれがどこに向かって進んでいるのかを絶えず確認しておく必要があると思います。全員が同じ方向を見ていて、ブレーキが全く効かない集団もちょっと怖いのですが、最低限度の物事は共有しておかないとバラバラになると思います。
ともかく、1人で「行動」することから全てが始まります!