さつまいも株情報(2015年9月5日版)
出身地・宮城県山元町の菅野さんご夫妻にお願いして栽培中のさつまいも株の情報です。掲載が遅くなりましたが、9月5日に畑の様子を見てきました。
2015年のさつまいも株
今年の山元町でのさつまいも栽培は天気に悩まされています。露地栽培のため仕方ないことなのですが、栽培技術だけではどうしようもない場面がありました。
それでも、雨不足で苗が枯れた際には苗を追加し、地下水をくみ上げて散水するなど出来るだけのことは行ってきました。後は、さつまいも苗の生命力と土地の力次第という状況です。
試し掘り
成長の良かったさつまいもを試験的に掘り上げました。
かなり大きなさつまいもを収穫することができました。色も悪くないので後は味になるのですが、さつまいもは最低でも1ヶ月以上寝かせないと甘くならないので、結果が出るのは11月以降になりそうです。
畑の様子
現在の畑の様子は以下のようになっています。
さつまいもの隙間に生えている雑草はアカザ科のシロザ、イネ科のオヒシバ、カヤツリグサ科も少しありました。雑草は抜くに越したことはないのですが、この程度であれば特に問題はありません。
きれいな畑を維持することも大切なのですが、楽をして育てることもまた栽培の技術だと思います。もちろん、収穫量が確保できるという前提の話です。
また、できる限り手間をかけずに栽培できるという理由で、さつまいもを選んでいます。
9月11日の雨
この記事を書いている段階で、宮城県には大雨特別警報が出されています。山元町では一時、避難勧告が出されましたが現在は解除されていますが、宮城県の北部では河川の氾濫もあり大きな災害となっています。
今回の雨に限らず、8月後半から曇りと雨が多く肌寒い日が続きました。9月5日に写真を撮影した際も曇り空で、その後、雨が降りました。
2014年は収穫時の長雨に悩まされましたが、今年の収穫も雨に左右されることになりそうです。また、長雨でさつまいもの品質低下が発生する可能性もあるので心配しているところです。
これまでの成長の様子
5月からの栽培の記録は「さつまいも株の情報!」というカテゴリーにありますので、読んで頂けたらと思います。ここでは、成長を記録した写真を掲載したいと思います。
以上のように、苗を移植した頃と比べると格段に成長しました。いよいよ収穫の時期も近づいており、今年の成果が出ることになります。