頭の良い人と聞いたとき、どのような人の顔を浮かべるでしょうか?ノーベル賞の受賞者、大学の先生、棋士‥など様々な人が出てくると思います。でも、頭の良さ=勉強ができるということにはなりません。確かに、勉強が出来れば東大だろうが京大にも入れるし、医師にも弁護士にもなれる訳ですが、ここで言う頭の良さというのは、臨機応変に対応できる頭を持っているという意味です。

どうしてこういう話を書いたかというと、偏差値の高い大学の学会発表や論文が、必ずしも良い質であるとは限らないということを見ていたためです。研究の分野であれば、着眼点とか、地道なデータの積み重ねなど必ずしも勉強ができる必要は無い訳です。むしろ、虫や魚が大好きで趣味の一環として研究をしている方の方が遥かに本質を捉えていたりします。

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だから、大学の成績(勉強)でそれほど悩む必要は全く無い訳です。自分の大学生活を振り返ってみれば、ろくな成績ではありませんでした。例えば、追試で電話が来たりとか2度、3度とレポートを提出させられた経験があります。高校の時は赤点対象者として、1日に何を勉強してどのような時間の使い方をしたかということを紙に書いて提出させられたこともあります。

そんな人間でも、学位(博士号)を取得できた訳で、勉強(主に暗記)で一喜一憂する必要は無いと考えています。ただ、それだから勉強をしなくても良いという理由にはなりません。やっぱり、文章を書くために本をたくさん読んで、人と会話して自分の頭の中身を整理するということは必要です。それと、暗記できていない部分は、本のどこを見れば載っているかとか、どういう単語で検索すれば見つかるかということさえ理解しておけばインターネットで補うことが出来ます。

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それから、優先順位を付ける習慣とか、常に疑問を抱きながら自問自答するとか、自分なりの評価基準を作る(ネットの口コミに左右されない)とかを磨いていけば自然に頭の良い人になっていきます。これは、すぐには無理でも大学生活の中で意識して実行していけば確実に身についてくると思います。講義で優を目指すよりも、考える頭を作る方が就職した後まで役立ちます

だいぶ昔、出席しなくて良いと言われた講義を額面通りに受け取り、試験だけ出て単位を取ったことがあります。別に自慢話を書きたい訳では無く、試験が時事ネタを知っていれば書ける内容だったというただそれだけの話です。大学の最初に履修する教養科目というのは、科目によっては普段の生活が勉強になるので、試験にも応用できる訳です。

最近は、良くも悪くも凄く真面目な学生が増えているように感じています。良い面は素直であることで、それは非常に良いことだと思います。ただ、何の疑いも無くそのまま受け入れてしまう姿にはちょっと危うさを感じます。教科書や参考書をそのまま信じてしまい、現実の実験結果と合わない時に戸惑ったりします。実は、本と違う事例が見つかれば新たな発見になるのですが、本の記述が絶対だと考えてしまうようです。そんな訳で、頭の良い人になるためには、少し肩の力を抜き、自分の頭で考えるということが必要な気がします。


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