自分の考えをどう伝えるかということは、学生に限らず社会人にも共通する課題だと思います。それだけ需要がある証拠に、書店ではたくさんの関連書籍が並んでいます。大体、興味と出版量は比例していてその本が役立つかはともかくとして、目立つ位置に置かれている印象があります。余談を挟むと、本の価値は出版後に決まり、古本になっても値上がりするような本であれば価値がある本と見て良いかと思います。一方で、100円で叩き売りされてしまう本もたくさんあって、ベストセラーの本は大体こういう運命にあるようです。

さて、「伝え方」についてですが、自分の場合は課題の発表会、卒論発表会、学会発表などを経験してきました。また口頭では無くても、ポスター発表(文字通り、研究の内容を1枚のポスターにして展示)があったり、研究費の申請書、起業計画書の作成にも関わってきました。

そこで共通するのは、聞き手もしくは審査員の頭に合わせて伝えるということです。これさえ強く意識しておけば、どうにかなります。例えば、卒論発表会であれば参加者の顔を思い浮かべます。研究室の中の発表であれば専門用語を使っても伝わりますが、複数の研究室が参加する場合は同じ学部であっても専門用語が伝わらない場合があるので、より分かりやすい言葉に置き換える必要があります。

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また、研究費の申請書の場合は公平に審査されるために、審査員が非公表の場合があります。でも、大体は大学関係者が入っているので、文系・理系に関わらずそういう人ならばどう読むだろうかと想像しながら書いてみると、普段の自分では思いつかない文章が書けます。研究の背景については、新聞とか雑誌などを引き合いに出すと伝わりやすくなります。それから、民間の研究助成の場合は企業や団体関係者が審査の中に入ることが多いので、より身近な言葉を使用した方が伝わりやすくなります。

そこで、難しい言葉の変換方法ですが、1度インターネットで専門用語を入れて検索して見て下さい。そうすると、その言葉の説明が色々と出てきます。それらを複数読み込んで、自分の言葉で整理してみて下さい。本来は、常に読書をすることが1番の近道で、読書によって頭の中に言葉を蓄積しておき、その中から言葉を引き出すのが最も良いのですが、急には難しいと思うのでそういう方法を提示しました。ただ、インターネットには間違った情報もあるので、そこの誤りを見つけられる程度の学習は必須になってきます。

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それから、生まれて初めて起業計画書を書いて気が付いたのは全く専門外の分野は、本を読んでもインターネットで調べても具体的な想像ができないことでした。当初は、何を調べて良いかすら分からない状況でした。そういう時は、その分野に詳しい人に聞くのが1番の近道です。しっかりとした実績のある人に聞ければ、より最高です。自分の頭の中で画が浮かぶまでになれば、表現は下手であっても相手に伝えるだけの文章になってきます。

とにかく、繰り返しになりますが「伝える」ためには、伝える相手の顔を思い浮かべることから始まります。


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