今は、出身地・宮城県山元町に関わりながら、宇都宮、東京の2.5拠点生活をしています。最近、記事の更新を怠っていたので、久しぶりに更新しました。

ある日の生活

今日は雨が強くなる前に、畑を見ようと散歩してきました。最近の東北地方は既に秋のような天気で雨ばかり降っています。今は、その雨音を聞きながらパソコンの画面に向かい合っています。8月にしては寒く、でも雨音は心地よい感じなので、このまま眠くなりそうな感じです。

雨の日はスズメも休みなので、雑草の生える庭をただ眺めているだけです。晴れていると事務所の庭に鳥がやって来ます。

さて、2014年から地元の農家さんと一緒に栽培していて、今年4年目となるさつまいもは雨に濡れながらも元気に育っていました。たまには夏の陽の光がもっと欲しいところです。

さつまいもの畑

途中、足元ばかり撮影していました。上を見ずに、下ばかり見て歩いています。雨に濡れた雑草はイキイキとしていました。お茶の席でわざわざ活けた花に水をかけるのも分かる気がします。

風情とは?

そういえば、徒然草に『花は盛りに、月は隈無きを見るものかは‥』という一節があり、満開の花や曇りの無い月を見るよりも雨で見えない月を想ったり、すだれの中で春の移ろいを知らないでいることも趣深いと続いていたのですが、今日のように、雨の中にも遠く聞こえるセミの声から夏を思ったりするのも、風情と言えるかもしれません。

今、ミガキハウス(山元町に新しくできた宿泊施設)に研究で山元町を訪れているアメリカの方が滞在中なのですが、先日『渋い』という言葉の意味で盛り上がりました。苦いという意味ではなくて、好みが渋いという方の『渋い』ですが、どう例えれば伝わるのかとあれこれ考えていました。

山元町のミガキハウス

徒然草は、まさに『渋い』好みの総集編のような気がします。同時に、『面白い』という言葉も、笑いの意味ではなくて趣深いという意味があったりして、考えてみると普段何気なく使っている言葉も奥が深かったりします。

今の仕事

話が少し飛躍して、今関わっている山元町のにぎわいプロジェクトの事業もどちらかというと『渋い』領域だと思います。単純に移住・定住者を増やすというよりも、山元町に関わる人(関係人口)を増やすという試みです。

多くの自治体で実施している移住・定住事業がドーナッツであるならば(誰にでも分かりやすいという意味で)、山元町の試みはドーナッツの輪っかのようなものだと思います。無いけどある、あるけど無いという存在です。でも、輪があるからこそドーナッツは成り立つし、輪はドーナッツのためには必要な存在であるという‥書いていても少々ややこしい例えになります。

本来、企画とか事業の類は一言で説明出来るようなものでないといけないという原則もあるのですが‥たまにはこういう日本的というか哲学的で、渋い事業があってもいいのではないかと思います。雨の日は、結局考えることばかりが増える1日となるようです。