最近、いろいろと縁があり取材を受ける機会が続きました。その際、何者であるかということを一言で表せずにどう伝えればよいかと考える機会となりました。

今の生活

現在、出身地である宮城県山元町ともう一つの居住地である栃木県宇都宮市を行ったり来たりしています。元々、滞在期間は半々の予定だったのですが、最近は仕事の関係で山元町で過ごす割合が増加しています。

では、何をしているのかということなのですが、山元町では『山元の未来への種まき会議』という震災後の2013年7月から始まったまちづくり団体の事務局をしています。こちらの事業は宮城県から助成を受けており、この助成金から給与を頂いています。

一方で、長く農学部に居た経験を活かし、農家さんの相談ごとを受け付けるコンサルタントのような仕事もしています。ただ、こちらは今のところ現金として得られる収入はわずかです。その分、米や野菜などの現物を頂いています。

給与から現金を得つつ、一方で現物を得ながらの生活となっています。米や野菜も結局は現金で購入することになるので、結果的には現金でもらっていることに近いかもしれません。

現金と現物

以前も、現金と現物について書いたことがあります。重複するかもしれませんが、全て現金という形でもらわなくても生きるということを最優先に考えれば現物も非常に助かります。

ただ、現物の場合は日持ちがしない(特に野菜)などの欠点もあります。それでも、さらに知人に分ける(再分配)ことで、お金とはまた違った活用方法があります。今は、比較的現金と現物のバランスは比較的取れている方だと思いますが、もう少し現金の割合を増やせればと考えています。もちろん、何事もバランスだと思います。

一方で、今の時代に現金収入は必ず必要なものです。よく自給自足の生活と言いますが、よっぽどの覚悟が無い限り現金無しの自活生活というのは困難であると思います。さらに、現金があることで自由に使える時間も生まれてきます。

例えば、交通機関です。節約をしようと思えば青春18きっぷを活用して移動すれば格安ですがその分時間はかかります。一方で、新幹線は快適で素早い移動が可能ですが、お金が必要となります。時間は誰でも平等なので、時間を節約するという際には現金の力が生きてきます。

複業

世間一般的な職業といえば、公務員、会社員など一言で説明の出来る職業に就いている方が圧倒的に多いと思います。少なくてもこれまでの時代はこちらが主流でした。しかし、これから先も同じような環境が続くかは疑問です。

先ほど、地域団体の事務局と農業についてのコンサルタントをしていると書きましたが、それ以外にも細々とした仕事があり、その都度対応しています。複数の仕事という意味で『複業』という表現が妥当かと思います。

そのため、外からは何をしている人か分からないということになるようです。自分で振り返ってみても面白いと思うのですが、頭脳作業を中心とした便利屋みたいなことをしています。大学で雑草を15年ほど研究していた経緯もあり、雑草のことを聞かれればそれについて答え、文章のまとめかたやパソコンの使い方を問われればそれについて答えるという感じです。

これから

今は自分の生活を維持することでギリギリの状態ではあるのですが、今後、色々な才能を持った方々と一緒に面白いことを作り上げていければと考えています。具体的には、地方と都会を行ったり来たりしながらそれぞれが必要としている仕事をこなしていければと思っています。

会社という形態が一番ふさわしいかどうかはまだ思考中なのですが、これだけインターネットや交通網の環境が整っている時代なので、場所に囚われず、組織にも縛られずにそれぞれの才能を生かせる場の提供、仕組みをつくれないかと考えています。

とにかく、面白いということは一番大切な要素だと思います。様々な事例を調べていると、創成期は開拓者精神で進めて日々が楽しいことにあふれているのですが、徐々に組織や世間という壁などにぶつかりだし、挫折したりする傾向が多いようです。

組織論や会社論の本は今でもたくさん出版されているくらいなので、その問題は永遠の課題かもしれません。一つ、自分自身が経験して思ったことは、まず個人がしっかりと得意分野を持ち、積極的に楽しみながら動くことが第一歩だと思います。その中で出会った人と組んで仕事を成し遂げていくというのが一つの理想かもしれません。

そこから組織や会社に発展するのだと思いますが、面白さを維持するためには、常に新しい分野に挑戦するしかないかもしれません。組織論については、まだ自分の中でも明確な答えは見つかっていないので、それはいずれ改めて書きたいと思います。


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