月の約半分は出身地・宮城県山元町に滞在しています。ずっと机に向かっている仕事ではないので、時折外出をしています。

山元町のりんご

2016年10月11日、秋空の山元町を巡ってきました。奥の細道の冒頭、『片雲の風に誘われて漂泊のおもいやまず』という気分でした。まずは、山元町の山手にある太田りんご園に立ち寄りました。

この時期限定の『ひめかみ』と、『秋映(あきばえ)』を食べ比べしたのですが‥昨年と比べるとちょっと甘みが少ない感じでどうしようと思っていたら机の上に蜜入りのりんごがありました。

北くれないそちらを試食で食べたらとても美味しかったので、品種を尋ねたところ、『北くれない』という品種でした。太田りんご園でも木が1本しか無いそうで、育てるのが少し難しいのだそうです。

りんごの中心となる『ふじ』の収穫は11月下旬からとのことですが、それまでは様々な品種を期間限定で楽しむことができます。1000円分購入すると、写真のようなりんごが7個くらい入っています。しかも、おまけで3個くらいもらえます。さらに、試食で1個食させてもらえる(3品種だと3個)ので、だいぶお腹一杯になりました。

切った北くれない農園のおばあちゃんと話をするのも楽しく、色々と教わったりしています。ちなみに、こちらの農園で一番古いりんごの木は息子さんが生まれた年である昭和30年のものだそうです。

ミガキハウスへ

りんごをお土産に、ミガキ中のミガキハウスパーリー建築の山際さん、宮原さんのお二人を訪ねました。ミガキハウスは、宿泊施設が皆無な山元町に新たな宿泊施設を開設するというプロジェクトです。また、パーリー建築は、パーティーを開催しながら建築をするというとてもユニークな集団で、現在ミガキハウスの改修をされています。

工事中のミガキハウス到着したのがお昼時だったので、お昼ご飯をごちそうになり、とりとめの無い構想(バカ話)をしたり、聞いて頂きました。その後、現在、管理人をしている山元町の交流拠点・なわっしょで『パーリー建築と語る会(仮)』の開催をお願いしました。

公務員、先生、警察官などは一言で職業が分かるのですが、最近は一言で説明できない仕事が増えてきているように思います。自分もその1人です。パーリー建築さんのように従来の枠にとらわれない働き方は、これからの生き方を考えるヒントになると思います。

さらに、パーリー建築の山際さんとミガキハウス周辺の雑草観察を行いました。

カキドオシ足元を見ると、ゲンノショウコやカキドオシなどの薬草もたくさん見つかりました。雑草を観察しながら、雑草の育て方や農業のことなどを話しさせてもらいました。

木工工房の無房へ

次に、太田りんご園を紹介してもらった木工房の『無房』の新沼さんを訪ねました。新沼さんは、ちょうど1人で建設中のログハウスの作業を始めるところでした。窓を設置予定の空間からは銀杏をたくさん付けたイチョウや、野の草花が程よく咲いていて秋の変わり目を描いた絵画のようでした。

その後、ギャラリーで作品に触れながら無房を訪れる怪しげな人々の話を聞きました。無房には心を病んだ人?が多く訪れるのだとか‥少々複雑な気分ですが、駆け込み寺のようになっているようです。太田さんのりんご2個を持参したら、代わりに大きなぶどう1房をもらいました。

りんごの木の器ギャラリーの棚に山元町のりんごの木で作った蓋物があったので、買い求めました。りんごとは遠縁の親戚のような感じでしょうか?写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、木肌に少し赤みがあります。

さらにフラフラと

最後に、夏にホヤばかり買っていたおなじみの丸長魚店で塩うに(伝統食品で、物凄く塩辛いけれど美味いです)を買ってきました。やはり、地元で食べ継がれているものは美味しいです。

ちょうど、明石焼きの鳥本さんが屋台を出していたので、そちらを幸街堂(こうかいどう)という山元町一クールな施設で食べました。

その場には、スルーエイジ農園の横野さん、スタンドアップ亘理の加藤さんも居ました。平日に自由に動ける人がもっといても増えたらいい、面白い人がさらに集まれば良いという話で盛り上がりました。気が付けば日は傾き、一日はこうして過ぎていきました。

山元町は観光地としては無名に近い土地ですが、実はかなり楽しめる場所でもあります。こればかりは観光情報誌にもネットでも分からず、地元を知る人の特権かもしれません。今後も、このような形で山元町の歩き方を紹介していこうと思います。


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