一時期のブームは去りましたが、『〇〇力』と題した本が大量に出版されていました。ここでは、『やらない力』と題して書いてみようと思います。

何かをしたい!

最近は、出身地・宮城県山元町でまちづくり団体の事務局に関わる機会があり、色々な人とお話をさせて頂いています。そうすると、多くの方が何かをしたいという強い想いを抱いています。

この想いはとても大事なことである反面、時には厄介なものとなるような気がします。何かを新たに始める際には強い想いが動機となります。何かをしたい想いは、自動車のガソリンのようなものかもしれません。

飛躍一方で、ガソリンがあふれてしまい車が炎上してしまう可能性もあります。このため、ガソリン(想い)を適度に消費しながら加速、前進をしていく必要があります。

想いと行動

ところが、想いを形にする、具体化するという段階で多くの人は立ち止まってしまいます。想いの大半は想いのままで留まり、口では言うのかもしれませんが、形にはなりません。

やはり、行動者や当事者になることに抵抗のある人が多いようです。実際、当事者になれば様々な責任が出てくるので、想いをすんなり形にすることは難しくなります。

一方で、行動している人に便乗して自分の想いを乗せてくる人がいます。誰かにやらせようという人も出てきます。もちろん、対価としてお金を提供するとか、自分で出来る何かを支払うのであれば問題ないのですが、単なる評論家になってしまう場合があります。

そうすると、想いが悪意や嫉妬になってしまい、行動をしている人の足を引っ張ることになってしまいます。

出来ないことを知る

その解決策は案外簡単で、自分では自分の想いを実現できないことを知ることです。知った上で、想いを断念するか、諦めきれなければしっかりと対価(お金、時間、労働など)を提供して誰かに頼むことです。

ところが、自分では出来る、やっている(つもり)という人は自分自身を客観視することが出来ません。誰か実行した人を賞賛・応援するのではなくて、あれは自分が考えていた、自分が考えていたことを横取りしたという思考回路が働いてしまいます。

そのような思考回路では永遠に想いは形になりません。では、どうすれば自分を客観視し、出来ないことを理解することができるのかということになります。

比較する

手っ取り早い方法として、自分がやりたいことを実行していると思える人と今の自分を比較することだと思います。比較をすることで、今の自分に足りないものが見えてきます。

足りない部分を勉強で補うことも良いし、誰かに相談して補うことでも良いのですが、足りない部分に気が付く必要があります。

定規どんな分野も二流、三流ではなくて一流に触れる必要があります。一流には一流なりの理由があります。そこから自分の状態を見れば、今の自分が二流なのか三流なのか、それとも圏外なのかが分かるはずです。

自分の今の位置を客観視するというのは、とても辛いものですが、現状を理解しないと永遠に夢追い人になってしまいます。

削る!

自分のことを客観視できるようになれば、やりたいことはたくさんあっても、今は出来ないこと、これから先も出来ないことなどが浮かび上がってきます。

そして、素直に出来ないことを削っていくことが必要です。やりたいことを増やすよりも遥かにつまらないし、辛い作業ですが、削る作業をすることで気持ちも、体も楽になります。

やりたいことをたくさん抱えて、何も実行できない人をよく見かけますが、周囲から見ると案外むなしいものです。それに対して、何か1つでも特化して実行している人は凄いなと素直に思ってしまいます。

走るそのような訳で、何かをやろうと思ったら、まずは想いを削ることから始めることをオススメしたいと思います。そして、どんなに小さなことでも想いを形にする行動をして欲しいと思います。そうすると、不思議なことに意外な所から助けてもらったり、情報をもらったりすることがあります。

行動しなければ、どんなに素晴らしい想いも頭の中でのシュミレーションゲームにしかなりません。


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