雑草の定義は何か?と聞かれると非常に難しいのですが‥人間の生活に密着していて、しかも役に立たないものの総称という捉え方ができるかもしれません。

そういう定義に今回書こうとしている『ボルトジンユ』を入れてしまうのは、ちょっと申し訳ないのですが、雑草のようにたくましい(実は嘘で、イメージ)ということで無理くり入れてみました。

きっかけ

おそらく、このページにたどり着いた方はどこかでボルトジンユという存在を聞き、何なのかということで検索をされて訪れた方が大半なのだと思います。こちらが、最初にボルトジンユの存在を知ったのは農文協で発行している現代農業という雑誌の2016年2月号でした。

その中の記事に、ボルトジンユのことが書かれていました。興味を抱いたのは、お茶にして飲用した方の血糖値が下がった点と容易に増やせるという点でした。

健康というのは、元気な時には全く忘れ去られているものですが、病気になった途端にありがたさに気が付くものだと思います。健康に対する悩みは、やはり当事者でないと分からない部分があります。自分の場合、ありがたいことに血糖値を気にする必要の無い生活を続けているのですが、周囲には血糖値で悩んでいる方も多くいます。

これまで15年近く雑草を栽培するなど、雑草の研究をしてきたのですが、ボルトジンユを見るといかにも雑草然としていて、どんな植物か面白そう・栽培実験をしてみたいと考えたのが動機でした。

ボルトジンユとは何か?

正直なところ、こちらに関してはまだよく分からない部分があります。先ほど、きっかけとして書いた現代農業にボルトジンユとならんでマンジェリコンという植物が紹介されていました。

写真で見る限り、ボルトジンユは地を這うようにして増殖し、マンジェリコンは上に伸びるようにして大きくなるタイプであると分かりましたが、なぜかインターネットで調べてみると両者が曖昧なままに記述されていました。

もしかすると、共に血糖値を下げる効果があるとされている点や、同じシソ科なのであまり区別をする必要が無かったのかもしれません。また、最近の図鑑を見ても明確な記述が出てこない点も大きいと思います。

ネットの情報はとても便利なのですが、時には誤った情報が載っているので、出来る限り信頼のできる情報源を探るようにしています。しかし、ボルトジンユに関しては、正直なところまだ曖昧な部分があります。様々な情報をつなぎ合わせると‥アフリカ原産で沖縄には自生していること、寒さには弱いことはほぼ確かだと思います。

宮城県山元町での栽培

以前の記事にも書いたのですが、出身地である宮城県山元町の農家さんと今年(2016年)からボルトジンユの試験栽培を開始しました。

7月5日のボルトジンユ7月5日撮影

7月23日のボルトジンユ7月23日撮影

8月4日のボルトジンユ8月4日撮影

栽培はとにかく、簡単という印象です。雑草対策にビニールマルチをしておけばより万全で、後は暑さとともにどんどん成長したという印象です(8月4日は上部を刈り取った後の写真です)。

よく、「無農薬栽培に成功しました!」と誇らしげに宣伝をしているサイトがあったりするのですが、このような植物はそもそも使用しなくても育つので、過剰な宣伝には気を付ける必要があると思います。

少し話がそれましたが、栽培のしやすさという点でボルトジンユは秀逸だと思います。寒さにどこまで耐えられるかはこれからの観察で分かってきそうです。

加工する

最後に、まだ試験段階ですが‥ボルトジンユはミントを個性的にしたような独特の香りがあるので、より飲みやすい形で提供できればと考えています。こちらも、以前の記事に書きましたが、お茶にしようと試験を開始しました。

ボルトジンユ茶(苦い)いかにも、薬草茶という色合いのお茶が出来ました。これが、とんでもなく苦くて大失敗だったのですが、これから焙煎方法などの改良を進めていく予定です。いずれ、商品化したいと考えています。


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