ヨウシュヤマゴボウという雑草があります。名称からすぐに実物を思い浮かべる方は少ないかもしれませんが、身近な雑草の1つです。

産経新聞の記事

2016年6月11日(8時33分配信)付の産経新聞に有毒の「ヨウシュヤマゴボウ」食べ、40代男性が食中毒 姫路という記事が掲載されていました。

兵庫県姫路市保健所は10日、同市内の40代の男性会社員が、ヤマゴボウの一種で有毒植物の「ヨウシュヤマゴボウ」を食べ、めまいや下痢などの食中毒症状を訴えて救急搬送されたと発表した。命に別条はないが現在も入院しているという。

同保健所によると、男性は4日午前11時ごろ、職場の敷地内に自生していたヨウシュヤマゴボウの根を食べた。知人に「体によい」と勧められた植物と間違って、根を生のまま食べたと話しているという。厚生労働省はヨウシュヤマゴボウの根や実を有毒植物に指定している。

ヨウシュヤマゴボウ

ヨウシュヤマゴボウとはどんな雑草か?百聞は一見に如かずということで、写真を掲載したいと思います。

ハトとヤマゴボウ

ヨウシュヤマゴボウ(鉢)

ヨウシュヤマゴボウ(枠)

いざ写真を探してみると、あまり良いものが見つからなかったのですが‥上からヨウシュヤマゴボウとハト、種子から育てたヨウシュヤマゴボウ、ヨウシュヤマゴボウの根に破壊されたコンクリート枠となっています。

とにかく大型の雑草です。巨人の国の雑草かと思うくらいに大きくなります。日本に生育する雑草の中でも最大級だと思います。ちなみに、アカザ科のシロザという雑草も大きくなるので、中国では茎を乾燥させて杖を作るそうです。実物を見たことがあるのですが、軽くて丈夫でした。

ヨウシュヤマゴボウの話に戻ると、以前、種子を集めるためにコンクリート枠の中で育てたことがあります。伐採は、まるで木を切るような感じでした。肥料はあっても無くても大きく育ち、よっぽど成長効率が良いのだと思います。これが作物だったらもっと良かったのですが。

この雑草を初めて見たのは今から30年近く前で、出身地である宮城県山元町の河川敷にやたら大きい植物が生えていたことをよく覚えています。当時は大きい草という程度しか知りませんでしたが、今振り返ってみるとヨウシュヤマゴボウでした。

有毒雑草

図鑑では有毒と書いてあったのですが、やはり正しかったようです。以前、ヨウシュヤマゴボウの実で果実酒を作ろうとしていた方が居て、たまたま止めることが出来たのですが、身近な雑草にも注意が必要だと思います。

毒性を試すというこは中々難しく、実際に食べるというのは非常に危険だし、かと言って毒の分析も設備の面から難しいのが実情です。やはり、図鑑や本の記述に従うのが無難かもしれません。

よく『植物由来だから安全』と言う表現を聞きますが、やはり毒は毒です。化学的に合成した物質であれば、薬局などに行かなければ入手できませんが、植物は身近に存在しています。

それだけに、安易に食べたりしてしまうのですが、雑草の中にも毒が含まれているという点は覚えておく必要があると思います。雑草による中毒は、時々発生しています。


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