最近は、読書をしながらあれこれと考える日々です。やりたいことが、必ずしもすぐに実現する訳ではないのですが、まずは簡単に実行できることから試そうと思っています。

なぜ試すか

そもそもの話なのですが、出身地である宮城県山元町はごく普通の地方であり震災の被災地でもあります。震災から5年が経過し、このままでは全てがマイナスに進むという岐路であるような気がしています。

倒れた杭

それに加えて、他の地域で出来ることが山元町で出来ないはずは無いという想いがあります。試したことがすぐに世の中を変えるという訳では無くて、実は大半は個人的な趣味の領域なのですが、世の中、狙った通りにいかないところが面白い部分でもあります。

何か目に見える形で試せば、周囲からの反応があります(無くても全然構いません)。一緒に何かを作るのも良いし、ああこんなことをやってもいいんだ、自分にも出来ると思ってもらうだけでも何かを試す意味があると思っています。

さつまいも作り

まずは、津波の浸水した土地でのさつまいも作りです。2014年から始めて、今年で3年目を迎えます。1年目はどんな品種が育つかも分からない手探り状態で、「べにはるか」が育つことが分かりました。また、冬季の保存を上手にしないと寒さでダメになるというのも実体験で身にしみました。

傷んださつまいも

2015年は、猛暑と長雨に悩まされたものの、収穫したさつまいもは全て完売となりました。少なくとも、赤字にはならなかったという点は大きかったと思っています。

そして、今年2016年は新たな展開を考えています。それは、収穫したさつまいもの一部を山元町で活動している「山元の未来への種まき会議」と「社団法人ふらっとーほく」に寄付するという試みです。ただ、農家さんにとってもう少し利益になる仕組みにしたいと考えています。

さつまいも畑(8月9日)

ゆくゆくは、「さつまいもで平日の昼間に動ける若者を増やしたい」と考えています。何かの仕事をしながらの復興支援活動ではなくて、堂々と平日に動ける人が作れたらという想いです。もちろん、さつまいもだけでは難しいかもしれませんが、まずはさつまいもから初めて、いずれは山元町内のいちごやりんご農家さん等を巻き込んでいけたらと思っています。

NPOや社団の活動は、正直儲かりません。儲からないから不要かというとそういう訳ではなく、どうしても助成に頼らざるをえません。お金の切れ目が縁の切れ目ではありませんが、安心して活動できないということは非常に辛いものです。そのような訳で、さつまいもで、人が雇えるならばこんな愉快で痛快なことは無いと思っています。

雑草とコケの活用

地方に行けばいくらでもあるもの‥雑草とコケはその1つだと思います。元々、大学で15年ほど雑草の研究をしていました。そのようなこともあり、雑草をどうにか活用できないかという想いがあります。

雑草の栽培

先日、東京駅近くの商業施設「Kitte」で面白い店を見つけました。北麓草水という店舗です。野草(雑草)を使った化粧品などを販売していました。実際、どの程度の量が入っていてどのような効果があるのか‥と研究的には一番気になるところですが、それはともかくとして雑草の活用は非常に面白い考え方だと思います。

その他にも、コケがあります。個人的にも部屋でコケを育てている(放置)のですが、常に緑色で中々良いものです。これも、立派な商品となります。「道草」というお店もあるようです。

ガラスケース入りのコケ

雑草もコケも育てていると言えば、ちょっと変わった人という扱いを受けることが多々あります。それ故に、雑草やコケは大きく化ける分野のような気がしています。誰でも当たり前と思っていることからは、大きな成果を得ることは難しいのではないでしょうか。着眼点を少し変えるだけで、資源はいくらでも見つかると思っています。

その他

それ以外にも、山元町の土を使用した陶器作りであったり(以前、実際に試したことがあります)少しずつですが形にしていきたいと思っています。

一番大事なことは、成功例をマネることではなくてどうせやるならば視察が来るくらいのことを実行することだと思っています。二番煎じ、三番煎じはどんどんと劣化していきます。もちろん、参考になることはどんどん学んでいこうと思っています。

とにかく、試すこと。具体化することを第一に進めていくつもりです。100やって1つか2つくらいが残れば良いと思っています。


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