一次産業、二次産業、三次産業という分類があります。大ざっぱに内訳を示すと一次産業が農林水産業、二次産業が加工業、三次産業がサービス業ということになると思います。

現在の日本の産業比率はどこかに統計で示されていると思いますが、三次産業が大きな位置を占めていたと記憶しています。全ての産業が必要なことは間違いないのですが、個人的には一次と二次産業のモノ作りにあこがれがあります。

今回は、モノ作りについて少し書いてみたいと思います。

山元町にて

最近は、出身地である宮城県山元町(やまもとちょう)に月に1度程度行っています。山元町はこれといった主要な産業がある訳では無く、田畑が広がるのどかな町です。

都会に無くて地方にあるもの‥つい、そんな見方をするのですが、農地からは多くの農産物が収穫されています。都会であれば、サービス業(スーパーなど)を経由して購入する農産物ですが、実際の生産現場は中々面白いものです。

ユリナの畑畑も良く見れば色々なことが工夫されています。例えば、種の蒔き方であったり肥料の与え方などスーパーでは分からない情報がたくさんあります。

モノを作るということ

野菜に限らず、「モノ」がどのような人に、どのような形で作られているかという話は個人的に非常に面白いと思います。今、世の中にあふれている1つ1つのモノに意味があると思えば、モノへの愛着も深まるのではないでしょうか?

どうしようもないモノでも宣伝次第でどうにかなる時代ではありますが、本当に良いものがまだまだ埋もれている時代でもあります。

山元町の畑を見たり、農産物を食べているとモノ作りの楽しさ・面白さと同時にもうちょっと伝えて方を工夫しても良いのかなと思う時があります。価値をしっかりと伝えたいという想いがあります。

木工の器

先月、山元町に行った際に買い求めた器があります。「無房(むぼう)」の新沼正明さんが作った柿の器です。柿渋が塗られていて、完成までに2年という月日が費やされているそうです。

柿渋の器(表)柿渋の器(裏)

新品でありながら、既に骨董のような雰囲気を持った器です。こちらも、直接話を聞くからどれだけ時間が費やされてきたかが分かる訳で、お店の棚で買うだけでは単なる器であることしか分かりません。

人によっては、そういう情報は不要でモノがあれば良いという考えもあるかもしれません。もちろん、それはそれで良いのかもしれませんが、モノ作りの面白さを知ると器をより大切に使おうという気持ちになります。

自作する

モノ作りのあこがれから、もう2年近く陶芸教室に通っています。大体は、作った時までが楽しくて焼き上がった器を目の前にすると次はどうしようと考える日々です。

趣味と割り切れば良いのかもしれませんが、それなりの理想を追い求めながらモノ作りをしているつもりです。雑草とひょうたんであれば人並み以上に育てる自信はあるのですが、その他のモノ作りとなると沈黙していまいます。

そのような訳で、自作は己の限界を知る作業でもあります。もちろん、突き詰めれば何でもそれなりの到達点には行きつくのですが、それなりと分かっていて進むというのも難しい部分があります。

組み合わせて作る

そのような難しさを理解した上で、最近はプロとプロを繋げてのモノ作りに興味を抱いています。例えば、陶器であれば欲しいサイズや形、絵柄などを指定した上で本職の陶芸家に作ってもらう方法です。簡単に言えばオーダーメイドです。

農産物についても、「さつまいも」をオーダーメイドに近い形で作っています。きっかけは、以前も書いたように新幹線農業(新幹線で畑に向かい、農作業をして日帰りする方法)というとんでもない発想で失敗したことからでした。

それ以降は、さつまいもの苗作りのプロ+栽培のプロにお願いすることで立派なさつまいもができました。当たり前なのですが、やはりプロの力を借りるのが一番の近道だと思います。

かごの中のさつまいも

全てを独力でやるというのも憧れではありますが、最近はプロの力を借りてより良いモノ作りをしたいと思っているところです。


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