周囲の人と話をしてみると、自分では当たり前だと思っていたことが実はそうではなかったりして驚くことがあります。よく「常識」という言葉を使いますが、特定の分野の人にとっての常識がそのまま一般に当てはまらないようです。

このような知識や経験を、人によってはお金を出してでも聞きたい・教えて欲しいという需要があるようです。

目に見えない商品

商品というと、大体は実際の物を想定するのが一般的だと思います。雑貨、陶器、飲食物などです。でも、先ほど書いたように知識や経験も商品になるようです。

自分でもあまり意識していなかったのですが、ある方にレポートのまとめ方を話したことがありました。こちらとしては、基礎中の基礎という感じだったのですが、レポートのまとめ方について、まとまった話を聞く機会は少ないらしいです。

また、ある時は15年ほど研究してきた雑草について話をしたことがあったのですが、こちらもあまり知られていない話だったようで、先方からの反応でようやく気が付いたくらいです。

情報を売る人々

よく、インターネットだけで暮らすとか、アフィリエイト(インターネットを活用した広告と考えれば良いと思います)で自由に生活するというサイトを見かけます。

どこまでが事実かは分からないのですが、月間のアクセス数が10万人を超えるようになれば、そこそこの広告収入が得られるようです。さらに、100万人を超えればかなりの額になるとか。

札束

恐らく、多くの方がそういう数字を夢みて記事を書いたり、時事ネタや芸能人の話題など検索数の多い言葉を入れたサイトを複数作っているようです。

もちろん、それだけで広告収入は入るのですが、サイトによっては「無料でノウハウを教えます」という表現で問い合わせフォームが作られています。

無料で有益な情報は無い

改めて書くまでもないことですが、無料というのは興味のある人を絞り込む手段です。特定の人との関係を作った上で、有料で情報を販売することになります。

驚き

以前、あるサイトでメールアドレスを登録すれば1通のメールで数十万円の売り上げを出す方法を教えますといういかにも怪しい応募に登録をしたことがあります。もちろん、フリーメールで。

その手法が、まさに

無料で客を集めて興味のある人に集中的に売り込む

という手法でした。もちろん、興味のある人に売るというのは真っ当な考え方なのですが、あまり関心しません。売った側は儲けたと思いますが、買った側が果たして満足したのかどうか‥。

一方的な商売は長続きしないと思うのですが、こういう手法はまた新たな人を探し続けるので成り立つのかもしれません。

自分の経験を売る

ここまでの話は、あまり健全な印象では無いのですが、情報は実際に売れるという事例として紹介しました。先日、日経新聞に新しい仕事の紹介として「ビザスク」という企業が紹介されていました。仕組みは、

企業に勤めている人や、勤めていた人達がこれまでに経験した特定分野の知識を、求めている人々にコンサルの形で還元する。

というものです。経験を話したい人と聞きたい人を繋ぐのがこの会社の仕事のようです。弁護士や税理士などの事務所はありましたが、例えば雑草や自動車の部品などの限定的な分野では話を聞こうと思っても聞ける窓口がありませんでした。

今はインターネットの掲示板に書き込むという方法もありますが、やはり有用な情報に対しては対価(お金)を支払うべきだと思います。

実験をしてみる

そのような訳で、実際にビザスクに登録をしてみました。需要と供給が上手く合うかどうかはともかく、これまでに蓄積してきたことが何らかの形で社会に還元されたらと考えています。

ハンドメイド品のブームもそうなのですが、最近は経験だけでなく、個性も商品になる時代なのかもしれません。また、ホームページが事務所でもあり、販売店になっています。

最近は、地方への移住者を増やそうと色々な事業が行われていますが、あまり成果が上がっているように思えません。最大の理由は、地方に働く場所が少ないためと言われています。

今後、ホームページが仕事の窓口としてさらに機能すれば、地方に住みながら仕事をすることも可能になると思います。

全ての分野という訳にはいかないかもしれませんが、新たな仕事の形が普及すれば、人の流れが自然に地方へと向くようになるのではないでしょうか。


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