「プロボノ」はあまりなじみの無い言葉でしたが、9月8日に開催された【チャレ☆さぽ勉強会】GRAプロボ活動の秘密~震災4年が経った今、東北との新しい関わり方を考える~で知ることができました。

講師はNPO法人GRAの斉藤光弘さんで、講演会の趣旨は以下のようなものでした(Facebookページより引用)。

今回は、震災をきっかけに地域産業の活性化、地方創生をかかげ、ミガキイチゴのブランドを立ち上げるなど着実に成果を出し続けているプロボノチーム NPO法人GRA の斉藤さまをお迎えします。

プロボノをうまく活用する秘訣などをお伺いしながら、震災から4年が経過した東北への関わり方を考えていきます

仕事のスキルを活用できる社会貢献活動として、また、リーダーシップ開発など自己のビジネススキルの向上にも役立つと注目を集めているプロボノですが、本業が忙しくなると、なかなか参加できなかったり、メンバーが集まらなかったりで成果を出せず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回の勉強会ではそうした活動の悩みも共有しながら、東北をはじめとする地域との関わり方をみなで探っていきましょう!

プロボノというカタチ

まず、プロボノとは何かを触れないと話が進まないので、改めてネットで調べてみました。

各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家自身。Wikipediaより

という意味だそうです。

自身の経験から

講演を聞いていて、今まで自分が出身地・宮城県山元町で活動していたことがプロボノそのものだったと気が付きました。

成果の是非はともかく、山元町の出身者であるため、何のために活動するかという目的や、仕事との両立をどうするかということを全く意識しませんでした。

元の職場が大学という比較的特殊な環境であったという理由も大きいのですが、研究の成果を現地に持って行ったり、これまでの繋がりを生かして山元町でシンポジウムを開催しました。

行動を振り返る

宇都宮から宮城県山元町への旅費や宿泊費は当然、自分で負担していました。シンポジウムを開催した1度だけ助成金をもらった程度です。

交通費が支給されたら、どれほど楽になるだろうと何度も思いましたが、行くのが当然という意識だったので、むしろ行ったら何をするか、時間をどう配分するかを真剣に考えました。

何をしてきたか

これまでにも書いてきましたが、ボランティアなどの支援から外れた人達と関わろうと考えました。同時に、長い間農学部にいたので、農業に関わるお手伝いをしたいと考えていました。

ダイズの栽培風景(6月)

2013年に新幹線の始発で宮城に向かい、除草などの作業をして終電で帰るという新幹線農業をやっていました。改めて振り返れば相当、無謀なことでしたが、よい勉強になったと考えています。

身軽に動く

今回、GRAの斉藤さんのお話の中で、複数の参加者をどうまとめるかという点に苦慮しているということが印象に残りました。それぞれ仕事をしている人達をまとめるというのは非常に難しいことだと思います。

また、指示や方向性が定まってからなら動ける人は多いが、計画を立てたり事業を推進できる人材が少ないという点も大事な指摘だと思います。

驚き

先ほど、自身の経験を書きましたが、新幹線農業ができたのは、指示を出したり打ち合わせに時間を取られなかったから出来たことかもしれません。つまり、自分一人で活動するのであれば自分の都合で動けるので、やろうと思えば難しいことは全くありません。

繋がりで補う

一方で、専門としている農業以外の手伝いを依頼された時は非常に困りました。 デザインの依頼だったのですが、これまでの付き合いの範囲には該当する知人が居ませんでした。

そんな時、中学の同級生と10数年ぶりに連絡を取りました。この縁で、同級生の出身大学のゼミ(デザイン関係)と繋がって、無事にデザインの課題に対処することができました。

周囲に呼び掛けることによって、どこかで繋がることができることを知ったのは大きな収穫でした。そして、一気に伝わることこそがインターネットの強みだと思います。

集団の力

参加する人数が多いと多様な意見が出て、面白い展開に進む可能性があります。一方で、GRAの斎藤さんが指摘されたように、まとめる力が要求されます。「船頭多くして船山に登る」となってはどうしようもありません。

成功のカギは、人の配置に尽きるような気がしています。物事の全体を把握できる人、決められたことを確実に実行できる人など、それぞれの得意分野を上手く分担する必要があります。

提案

また、指示を出す人が2人以上居るのも上手くいきません。これは実際に体験しましたが、調整に必要以上の時間を要します。相手が何を考えているのかということは、相当やり取りしても分からないこと、通じないことがよくあります。

まとめ

プロボノという考え方は東日本大震災以降の世の中を見ると、確実に定着していると思います。特に、専門知識を持った人達の力は大きく、たとえ狭い範囲の知識であっても役割を上手く分担すれば大いに役立ちます。

さらに、目的を共有しながら、それぞれの役割を最後までやり遂げることが大切なのだと思います。そうすれば、各地に成果が残っていくと思います。


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