現在、出身地・宮城県山元町の菅野さんご夫妻の協力を得て、さつまいも栽培を行っています。栽培している畑は2011年の東日本大震災で津波が浸水しており、ガレキ拾いから再スタートした土地です。

これまでにも、さつまいも栽培のことを書いてきましたが、まとめとして要点を書いてみたいと思います。

なぜさつまいもか

震災の後で、津波の浸水した土地では様々な作物が栽培されています。例えば、山元町の沿岸部では芝やミニトマトが栽培されています。ミニトマトについては、先日お伺いしたスルーエイジ農園について紹介させて頂きました。

とまとの栽培また、隣町の亘理町(わたりちょう)ではマイファーム宮城亘理農場が加工用のトマトを栽培しています。マイファーム亘理では、トマトケチャップ、トマトピューレを販売しているようです。

さて、そのような中でなぜさつまいもを栽培したのかというと、痩せた土地に合っていて栽培が簡単だからです。作物の選択には色々な選び方があると思いますが、最も単純な理由を優先しました。

2014年のさつまいもの栽培

2014年に最初の作付を行いました。品種は、べにはるかと安納いもの2種類としました。

苗はさつまいもの本場である鹿児島県から取り寄せました。もちろん、苗は近場のホームセンターで購入することも可能なのですが、良い苗から良いさつまいもが採れるという基本に従いました。

2014年のさつまいも栽培2014年は植え付けの直後に雨が少なく一部の苗が枯れたり、秋には長雨で収穫が遅れたりしました。それでも、べにはるかは良好でしたが、安納いもは不作でした。

鹿児島の方に相談したところ、安納いもは地温が上がり過ぎてしまうためビニールマルチはしない方が良いと教わりましたが、調べてみると安納いもは栽培条件が少し難しいようなので、翌年以降はべにはるか1本に絞ることにしました。

2015年のさつまいも栽培

今年は栽培2年目となります。栽培は5月下旬、苗は2014年と同様に鹿児島県から取り寄せたものを500本植え付けました。今年の東北は梅雨の雨が少なく、植え付けた苗の一部が昨年同様に枯れてしまいました。

このため、6月の下旬に再び鹿児島から苗を取り寄せて植え付けましたが、後から取り寄せた苗の収量と品質が気になるところです。

さつまいも畑さらに、7月と8月は猛暑と少雨で地下水をくみ上げての灌水が続きました。そのおかげで、枯れること無く順調に生育しています。最近は雨が多く温度が急に低下したため、収獲時期をいつにするかを見定めている段階です。

さつまいも栽培のこれから

現在、宮城県山元町の沿岸部では大規模な農地整備が行われています。8月6日に山元町を訪ねた際に沿岸部の農地を見てきました。

山元町沿岸のさつまいも畑今年からさつまいもの栽培が始まっていました。ただ、暑さの影響か苗の成長が少し悪く、一部は枯れてしまったのかビニールマルチの穴だけが見える部分もありました。そして、雑草は相変わらず旺盛に生育していました。

今後は、雑草対策を講じながら灌漑施設を整える必要がありそうです。また、今年のさつまいもの出来をしっかりと評価して改善することで、来年以降のさつまいも栽培はもっと面白くなると思います。

いつか、山元町の沿岸をさつまいもでいっぱいにしたいという夢を抱いています。


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