論文といっても、世の中には様々な論文が存在します。例えば‥

懸賞論文

卒業論文、修士論文、博士論文

学術論文

などがあります。懸賞論文は特定のテーマに沿って論述し、優秀と認められた論文には賞状や賞金が授与されます。卒業論文は大学生、修士論文は修士課程の学生、博士論文は博士課程の学生がそれぞれ提出する論文です。

卒業論文の場合は研究室の指導教官が良いと判断すれば、そのまま通ってしまいます。修士論文の場合は、副査と言って指導教員以外の指導を受けることになります。博士論文についても同様です。

論文のイメージ
学術論文は、様々な専門分野の学術誌に掲載される論文です。その中でも、

査読ありと査読無し

のタイプがあります。査読付きというのは、複数(普通は2名)の審査員が投稿された論文を審査して、掲載に値すると判断された場合のみ掲載が認められるということです。一方、査読無しの場合、誤字脱字程度は指摘されるかもしれませんが、基本的には投稿したままの状態で掲載されるということになります。

一般的に認められている学術誌は、査読ありの方です。査読無しの学術誌は、どちらかというと同人誌に近いかもしれません。また、博士号取得に必要な論文は査読ありの学術誌でなければいけません。卒業案件として、学位論文の提出の際に、学術誌に掲載された論文も確認されるのですが、その際、雑誌名も確認されます。

さて、そのような学術論文ですが、普通に生活をしていると中々読む機会は無いと思います。最近では活字離れということもあって、新聞でさえ読まない人が増えているようです。

そのような状況の中で、いきなり学術論文を読むというのはハードルが高いと感じる方が多いと思います。ただ、論文は長くても10ページ程度なので、それほど長い訳ではありません。それから、一般にはどの論文もタイトル、要旨、目的、材料および方法、結果と考察、引用文献で構成されています。このため、

論文の型に慣れてしまう

と非常に読みやすくなります。まずは、自分の関心のある分野を調べてみるのはどうでしょうか?普段の生活に密接に関わっている健康、美容、医療、食品などは読み易いと思います。科学系の報道は、学術論文の内容を要約して伝えられることが大半です。

本
要約することによって非常に分かりやすくなる反面、要約の仕方を誤ると間違った情報が独り歩きすることになります。よく、

〇〇を食べると痩せる

という報道がありますが、実際には毎日1キロ以上食べなければダメだとか、ネズミでの結果だったということが多々あります。これは、伝える側が理解していないこと、伝えられた側が無批判に受け入れることが原因です。

毎回、学術論文を探して読むのは大変かもしれませんが、気になった記事は探して読んでみるのはどうでしょうか?今は、ほとんどの論文をインターネットで検索することができます。必要な項目は、論文の

タイトル

著者名

雑誌名

発行年とページ数

です。最新の論文は有料の場合もありますが、図書館経由で取り寄せることができます。また、最近は無料で公開している学術誌も増えています。

(2016年9月9日:体裁を修正)


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