卒論の書き方(形式について)の後編になります。前編と重複しますが、卒論の大まかな構成は以下のようになります。

タイトル(表紙)

目次

序文(研究の背景と目的)

材料および方法(どういう手法を使ったか)

結果

考察(結果を整理する)

引用文献(本、論文など)

謝辞(関わった人に対するお礼)

まず、書く順番を考えてみます。前提として、ひと通り写真や図表が用意されているものとすると大体以下の順番が良いと思います。

1.タイトル,序文,材料および方法

2.結果,考察

3.目次,引用文献,謝辞

大きく3段階に分かれます。1番書きやすいのは材料および方法です。既に終わっていることなので、どのような手段を使ったかを正確に書くようにします。他の人がこの項目を読んで、再現できるように書くことを意識する必要があります。

タイトルについては、後でいくらでも変更ができるので、仮のタイトルでも構いません。序文は、何のためにこの研究を行ったかを書きます。世界情勢や社会背景から入っても良いし、いきなり細かい話から書き始める場合もあります。ただ、他の人が読んで分かりやすいのは、

大きな位置付け(社会背景など)

これまでに分かっている研究の具体例をいくつか紹介

自分の研究の意義(なぜ、その研究をしたか)

という3段階の論法にする形です。本や引用文献の情報を加えることで、自分の研究の位置が明確になってきます。自分がこの論文の読者としたら、どんな文章ならば分かるかと考えたり、第三者に読んでもらうことで、より伝わる文章となります。

次に、結果と考察ですが、ここが論文で1番頭を使う項目になります。ここだけはインターネットの情報は役に立たないので、自分自身の頭で考え抜くことになります。例えば‥

アンケート例このような表があった場合、一例として、結果を次のように書くことができます。『質問Aに対しては賛成が50、反対が40と非常に拮抗しており、どちらでもないは10と少ない値であった。また、質問Bも質問Aと同様に賛成と反対が30ずつと拮抗していたが、どちらでもないが40と項目内で最も高い値を示した。一方で、質問Cに対しては賛成が10、反対が80、どちらでもないが10と反対が最も高く、賛成とどちらでもないは10と同数であった。』

‥正直、読み飛ばしたくなってしまいますが、正確に伝えるという意識を持つことがとても大切です。同時に、分かりやすく伝えることも必要です。

図や表を言葉に置き換えるのが結果です

結果を、どう考えるのかが考察になります

例えば、Aは質問内容が誰でも知っていることなので賛成と反対が明確に出たと考えられるとか、Cは今の社会情勢の影響で反対が上回ったなどと考察をすることになります。

その際は、本や文献を引用して論じます。そうすることで、

研究成果の客観性を保つ

ことができます。論文は小説や意見書とは異なるので、色々な資料を基にして考察に至った経緯を捕捉する必要があります。そうすることで、論理的な文章となります。

最後に、目次、引用文献(資料の名称、著者、出版社など)、謝辞(お礼文)を書きます。論文の文章の進み具合は自分が持っている言葉の数に比例するので、普段から本を読むことで言葉を蓄えておく必要があります。読書を習慣づけることが大切です。

『博士ライフ』では論文の代筆は行っていませんが、個別の質問などには対応しています。気軽にお問い合わせ下さい


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